レーシック手術 失敗 リスク ハロ・グレア

ハロ・グレア現象のリスク

レーシック手術の後遺症として、比較的よく見られる症状にハロ・グレア現象があります。
ハロ・グレア現象とは、ハロー現象とグレア現象の総称です。
ハロー現象とは、光が光源を中心にぼやっと滲んだように見える現象で、
グレア現象とは、光がキラキラと極端にまぶしく見える現象のことを言います。

 

ハロ・グレア現象は、夜間に人工的な光を見たときに特に強く感じられ、歌舞伎町のようなネオン街の光が苦痛になったと言って客引きを引退した人もいます(笑)
日常生活で特に影響が強いのが、夜間の車の運転です。
対向車のヘッドライトがまぶしく感じられ、運転に支障をきたすこともあります。

 

ハロ・グレア現象

 

人は、暗いところにいくと、光を集めようとして、瞳孔が大きく開きます。
ただし、この暗いところでの瞳孔の大きさ(暗所瞳孔径)は、人によって異なり、
ハロ・グレア現象が後遺症として現れやすいのは、この暗所瞳孔径が大きな人であると統計があります。

 

また、ハロ・グレア現象が後遺症として現れるかどうかは、レーシック手術でレーザをあてる角膜の面積と関係していると言われています。
つまり、暗所瞳孔径がレーザをあてる角膜の面積よりも広いとハロ・グレア現象が現れやすいということです。
ということであれば、レーダで削る角膜の面積を広げればよいのではということになりますが、
一度削った角膜は元には戻りませんので、むやみにレーザを照射する角膜の面積を広げられないのです。

 

暗所瞳孔径は、レーシック手術前の適応検査でも調べることができますので、事前にある程度のリスクを把握することが可能です。

 

 

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